JIL, 2011.01.19
対2005年雇用者比で見た新成長戦略による地域別雇用誘発効果は、環境・エネルギー分野(製品代替調整)で近畿1.64%、中部1.60%、中国1.58%の順に高い。他の成長分野における同比率の上位3位は、医療・介護分野では、関東5.57%、東北5.46%、近畿5.42%、観光分野では、近畿1.68%、沖縄1.59%、関東1.20%と分野によって雇用誘発の地域配分は異なる。
新興国の1つである中華人民共和国(香港を含む)向けの輸出が10%拡大すると、対2005年雇用者比では、中部(0.29%)、近畿(0.26%)および中国(0.25%)の3地域で雇用の伸び率が高い。ただし、相手国が変われば、それにともなって雇用誘発効果の大きな地域・部門も変化する。
*県別の雇用誘発効果が地図で示されています。