人気ブログランキング |
<< P 7158 Health-c... P 7156 「現代社会と福祉... >>

P 7157 介護の専門性新提案(ブログ)から

2010.10.31

私たち介護職が対人援助の専門職として、他の専門職に劣っていることはたくさんあると私は考えている。

その中でも特に弱いのは『アセスメント』であると考えている。


アセスメントによって、私たちはその人の状況やニーズを捉え、仮説と計画を立てながら実践に取り組んでいく。それはどの専門職でも変わらない。

しかし、介護職はどうしても、アセスメントする視点とそこから得られた情報と知識を結びつけること、それを具体的に展開する方法や力が足りていない。

原因として次のことを私は考えている。

・介護業界は介護を科学的、プロセス的に考えて展開していくことが浸透していない
・圧倒的に知識が足りない
・見る視点がバラバラで主観的になり、対応が個々人の独自性になってしまう
・想いや感情、関係性等の視点に偏っている
・言語サイン、非言語サインを統合して、そこから仮説を立てることができない

そもそもこのようなことを問題だと感じて、専門職としてアプローチしていくこと自体にアレルギー反応があるのだ。
これは先の記事でも述べたように、介護が医療系への対抗心として、医療職が忘れがち(生命維持の天秤に引っ張られるために)な想いや寄り添うというような領域“だけ”を介護が生き残る専門領域と見出している背景があるからだ。


普通、その人を見る、理解する、等というのであれば、ICFの環境因子、個人因子全てを見た上で考えていかなければいけない。それすらできていなかった自分が情けなく思う。


今私の法人は、これらの想いや寄り添うといった対人援助職に大切な領域をしっかり押さえつつ、専門職としての具体的アプローチができるように今更ながら法人独自のアセスメントツールを非常勤スタッフ数名も交えながら作り始めている。

その先には介護が目指すべき『自立支援』『自己実現』『人格成長』の三つを実現することがある。そのための介護アセスメントなのだ。
by jpflege | 2010-11-01 05:52 | 101 Blogs Care
<< P 7158 Health-c... P 7156 「現代社会と福祉... >>