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近畿大学
昨年12月7日から2週間にわたって、
国民健康保険中央会のドイツ医療保険制度調査団に随行させていただき、多くの貴重な知識と体験を得ることができた。
東西統合後のドイツは、介護保険施行そして医療保険制度改革と、わが国が直面しつつある諸問題について一歩先行しており、その意味で、現代のドイツの実情は、近い将来のわが国の改革を占う上で示唆に富む。
調査成果は、8か所にわたる訪問先での延べ24時間にも及ぶインタビュー記録や、厚さ10センチ近い収集資料の分析の後、報告書として公表する予定だが、その概略を筆者の個人的な見解もまじえつつ、連載形式で紹介してゆきたい。
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