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P 7732 社会資源データーベースを用いた社会資源情報標準化

HP

社会資源データベースを用いた社会資源情報標準化の試み

医療法人豊田会 介護老人保健施設ハビリス一ツ木 医療社会福祉部 樋渡 貴晴注1
大羽 基貴
藤井 祥代
E-mail:HABIRIS.msw@toyota-kai.or.jp

キーワード:社会資源 標準化 FileMaker Pro

はじめに
介護老人保健施設における退所援助は、施設生活の継続を望むのであれば入院・入所系
サービスを、在宅生活を望むのであれば在宅系サービスを、一定のアセスメントの上で情
報提供し、選定を援助する。これは医療機関における退院援助と変わらない。
ここで課題となるのが、これら社会資源に関するソーシャルワーカー同士の情報量の違
いである。筆者の問題意識として、業務を行う上で、ソーシャルワーカー同士で社会資源
情報を共有化し、可能な限りこれを標準化させ、一定の水準で情報提供ができるようにす
ることが重要だと考える。
この様な課題に対して、長野ら1)や杉崎2)は、社会資源情報をデータベース化すること
で標準化した実践を報告している。他にも活字にはなっていないが、亀田総合病院や庄内
地域医療連携の会注2、西東京市医師会注3 などでも同様の取り組みがなされている。
一方、橘高3)はデータベースを自ら開発しつつも、「社会資源だけが独立して蓄積される
のではなく、ソーシャルワーカーの援助過程を通して、クライエントの問題解決にどのよ
うに活用されたのかということについての情報として蓄積されていなければ、ソーシャル
ワーカーの実践にとって意味のある援助内容情報となりえない」(p189)と、そのあり方
に注意を促している。
筆者の調べた限り、社会資源に関する総論はいくつか見受けられるが4~7)、標準化のた
めの具体的な方法論に関する先行研究は少ない8)。総じて、ソーシャルワーカー間で社会
資源情報の標準化方法に関する一定の合意がなされているとは言い難い状況にある。その
ため、まずは各職場で取り組んでいる実践を文章化して報告する作業の蓄積が必要であろ
う。以上が本研究に取り組もうと思った動機である。
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by jpflege | 2011-01-17 11:01 | 310 IT
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