masa, 2010.11.12
「・・・ところで介護保険改正議論の中で、この経済格差に目を向けたと思われる国の提言がある。それは「高所得者の利用者1割負担のみ引き上げる」という考え方が示されている部分だ。なるほど収入が多い高所得者なら、その他の利用者とは違って自己負担割合を挙げても問題ないだろうという声も聞こえてきそうだ。
しかし、ここにも国の「マジック」が隠されている。ここで議論対象となっている負担割合を引き上げるべき「高所得者」とは、なんと年収200万以上の対象者という意味なのだという。
これって高所得者か?それなら厚生年金の老齢年金受給者はすべて含まれてしまうぞ。0がひとつ違いませんか?老健局さん!!もし高所得者を年収200万円以上と主張し続けるなら、とりあえず国家公務員の給与ベースは年間200万を基本にして作り直してはいかがです?
しかし笑止千万なことに、介護保険部会等の検討会議のメンバーもすべて、この200万以上が「高所得者」であるという基準を知った上で制度改正を議論しているそうだ。これでは国民の暮らしを守る議論にならないのは当然であろう。・・・」