東亜日報 日本語版
先月、就職市場にも雇用への追い風が吹き続けた。政府が税金で実施した希望労働事業は、1年前の半分以下に縮小されたものの、先月の就業者数は2428万人と、1年前より31万4000人増加した。その分だけ、民間での雇用が活発化したことを意味する。失業率も3ヵ月連続で3%台を維持し、雇用市場の回復の勢いが続いた。政府は、今年の目標である「09年比就業者数30万人以上増加」を無事、達成できるものとみている。
しかし、雇用への追い風にも関わらず、若者就業者(15~29歳)数は、むしろ減少しており、先月、若者失業率は8.3%と、5月(6.4%)より大幅に増加した。統計上では雇用が回復しているにも関わらず、就職希望者や求職放棄者は、減るどころか、早いテンポで増え続けている。