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小説厚生省(4)岡村三郎たち昭和40年入省組は、11人である。この年以降2桁台の入省が続いた。11人中T大出身者は6人、うち法学部卒業者は4人、さらにT大法学部新卒者は、2人だった。1人は、後に事務次官となる川口剛生であり、もう1人が岡村三郎だ。

小説厚生省(5)川口剛生は、事務次官退官後、自宅に暴漢に襲われて、夫人とともになくなるという非業の死をとげている。この頃は、(すでに「厚生省」ではなく「厚生労働省」となっていたが)年金記録問題や後期高齢者医療制度などでとかく世間の指弾を受けていた。

小説厚生省(6)昭和40年組からは、ほかに事務次官が2人出ていて、異例の年次ともいえた。山田和夫は環境事務次官を、羽生光男は川口のあとの厚生事務次官(これが最後の「厚生事務次官」となった)を勤めた。羽生は、ながく宮内庁長官にあって時おりマスコミに登場する。
by jpflege | 2010-04-22 02:12 | 991 Novel
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